選挙の話題

 自民党が圧勝して、民主党が惨敗。

小選挙区は、ちょっとした風が吹くと大きく変動する。東京の25の選挙区が典型で、自民党が圧勝した郵政選挙では18区の管君以外は自民党。前回の政権交代選挙では、8区石原伸君、11区下村君、17区平沢君、25区井上君の4人以外の21人は民主党。今回は、7区長妻君、21区長島君の民主党2名と15区にみんなの党の柿沢君の3人のみであとは自民党。3回とも同じ政党が勝利しているのは、強固な地盤と選挙の上手な自民党石原伸君、下村君、平沢君、井上君の4人のみ。浮動票が多い東京がオセロゲームのように色が変わる選挙傾向を表しているんでしょうね。


比例代表は、民主党が大幅に減らした分を日本維新の会が取ったという構図。比例票だけなら民主よりも維新のほうが多い。民主党が議員数でも維新と変わらない2ケタと大敗したけど、社会党民社党自民党などの昔の政党から移ってきた議員が大幅に落選したので、立て直しのチャンスだと思う。


日本維新の会は、太陽の党と一緒になってしまったことが問題になりそう。分裂するのかな。民主の泥船から逃げ出した議員もほとんどが政界から淘汰されたことは喜ばしい。筋が通らない議員はいても役に立たない。

節操がないと言えば、かつて私の住む選挙区から出ていた遠藤のぶひこ君。最初は自由党公認、次は無所属で東京5区から立候補して落選。郵政選挙では自民党に入って、福岡から出馬し、比例復活。次の民主党圧勝選挙で落選。今回は千葉で日本維新の会から出馬して落選していた。政党と選挙区を渡り歩いて選挙に出ている。当選できればなんでもいいのかな。こんなのでも1回が国会議員になれているんだから今の仕組みは本当にいいのかなと感じています。


今回の開票速報をNHKで見ていたけど、20時の投票締め切り時点で自民党過半数になっている。出口調査と情勢分析の結果で分かるのでしょうが、あっさり当選確実が出過ぎで、各選挙区の開票を見ながらどうなるのかを楽しめた時代の方が楽しかったかな。22時ころには残り16になってしまい、時代が変わったんだなと実感しました。