凱旋雑感

メロン夏ツアー凱旋を振り返ってみると、前半の新潟・横浜と後半の札幌・仙台は別物に感じました。

 前半2公演は悪い意味での自由が出てしまい、野次としか言えないMC時の客席からの雑言、ダイブ、サーフ、水撒きなど一応禁止になっていたけど、実質黙認されて、好き勝手なライブになっていた。私は、積極的に前に詰めないし、右サイドの端にいたのに横浜では水をかぶった。見ず知らずの人間に乗られるのは不愉快だし、水をかぶるのも好きじゃない。ライブで不愉快な思いをしても仕方ないので、この時点ではメロンのスタンディングはもういいかなと思っていました。


 反響があったのか理由は定かではありませんが、札幌から規制が激しくなって、ダイブどころかちょっと押し合いがあるだけで、係員が注意するようになった。これはいいことだけど、ここまでやるなら最初からやってほしかったです。


札幌と指定席で荒れることが無い仙台は、ゲストの関係もあって、楽しめたので、やる気は戻ってきました。今後関東近郊は避けて、他なら参加してもいいかなと思っています。


 ロック化と言いつつ、ライブは旧態依然のカラオケのまま。せっかくの曲が生きていない。ビークルの曲はバンドの音のほうが合うし、ニューロティカも同様。コラボで出るステージだけというのはもったいないし、せっかくの機会なのだからバンドを入れてほしかったです。


 年齢的なもので仕方ないとは思いますが、年々ライブが楽になっている。激しい曲も分散したり、減ったりと以前は絞れるほどの汗を吸ったTシャツが、湿った程度にしかならなくなった。メロンも客席も年を重ねたということなのでしょう。それでばてている姿を見てさびしい気持もありました。


 2006年夏に札幌、新潟、横浜、2007年夏に仙台、新潟、横浜と同じ会場でのライブに参加した。その当時と比べて客数の減少が激しい。新潟、札幌、横浜は後ろまで入っていたし、指定席の仙台もFCで2階席が来るほどだった。当時の半分くらいしか入っていない。今年は年末ライブの告知も無かったので、クリスマス付近のホールツアーは行われないみたい。


思い出作りと言える今年の夏ツアー。隠密で出てこれも思い出作りと思えるフェス出演。いやな結末を迎えてしまうのではと危惧している。年寄りの気苦労で終わればいいのですが、なんか10周年が転機になるようないやな予感がしています。