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 降雪のため順延になり、23日月曜日に開催された中山競馬4R障害戦で矢原騎手が勝利。なんと4年8ヶ月ぶりというこれまでの今井騎手の4年4ヶ月を塗り替える新記録。かなりの年数勝っていないのは知っていましたが、新記録とは思いませんでした。ここ3年は連対すらなく、年に1回3着に入る程度。2001年5月以来ですからすごいことです。

 矢原騎手というとデビューしたての頃、後に皐月賞サニーブライアンの2着に入ったシルクライトニングに平場戦で騎乗していて、中山の500万下で、1番人気。最後の直線で前2頭を交わせば楽勝というところで、外を回してもかまわないのに、前を走る2頭の間に入って、隙間が無くてブレーキかけて、立て直して足を余して3着という間抜けなレースを覚えています。突撃 ダメだ後退というのがはっきりわかって、ダメな騎手だなというのが強く印象に残っています。所属騎手を大事に乗せる大和田調教師でもこのレースは許せなかったらしく次走から安田富男騎手に乗り変りました。
 12年間で17勝ですから滅多に勝たない。上位騎手なら1開催で勝てる数。長いトンネルをやっと抜けて、嬉しかったでしょうね。

 他にも菊池(憲)騎手と沢騎手が3年勝利から遠ざかっている。毎年100勝以上勝つ騎手も大勢いる。優勝劣敗の世界だから当然なのかもしれませんが、勝てない騎手がどんどん乗れなくなって余計勝てなくなるという流れはちょっと気の毒。女性騎手の2人も昨年は未勝利。武豊騎手が最多勝記録を塗り替えている裏には、寂しい現実もあります。