小田和正武道館

 昨日は、武道館に小田和正さんのライブを見に行ってきました。

 席は1階北西というステージ裏。ステージには近いのですが、裏側。しかし不満が残る席ではありませんでした。2階後ろの立ち見スペースまで一杯。久々に武道館超満員を見ました。

 ステージ配置は、花道をかなり多く設置していて、両サイド、センター、センターから左右に張り出し、その上ステージ裏にも花道がある。その広い花道を小田さんが駆け回って歌う。花道から降りて、お客に歌わせたり、左右と裏の花道では最前にいる人とハイタッチしたりとこれが50代後半の人かと思えるくらいエネルギッシュなステージでした。

 コンサート時間も本編とダブルアンコールで計3時間。長いとは思わなくてあっという間に終わった感じでした。オフコース時代の曲から新しい曲まで盛りだくさんな内容。眠れぬ夜以外のオフコース時代の曲は、歌詞の一部やアレンジが変えられていて、ちょっと違う雰囲気もありました。アンコールでは、スキマスイッチが登場。昨日はゆずだったらしいです。ギターとキーボードで歌うので、1箇所に留まっていたのですが、小田さんがバックバンドに演奏を伸ばせと合図してから、スキマスイッチの2人を連れて花道を回る。全体のセットも毎回同じではないし、MCでクリスマスの話題を話したときに山下達郎さんのクリスマスイブはクリスマスとあまり関係ないよねなんて話したら、客席から歌っての声がかかって、キーボードの弾き語りで歌ってくれました。バンドだから自由が利くということが大きいですが、いろいろと楽しませてくれるコンサートでした。

 武道館のステージ裏なので、音響を心配していましたが、後ろ向きにもスピーカーが設置され、音響スタッフの腕がいいのか、裏でも不満なくいい歌が聞けました。ベテランのライブなので、客も慣れているためか、警備スタッフがほとんどいない。その代わりステージ回りにはサポートのスタッフが大勢いて、ギターをチューニングして渡したり、曲毎に歌う場所が違うので、キーボードを設置したり、歌う場所を設営したりと音楽面でのスタッフがものすごく多い。照明も優秀で好き勝手に動き回る小田さんに逃さずにスポットを当てている。武道館であれだけのステージを見せることが出来る優秀なスタッフにも驚きました。

 今回のコンサートはチケット入手できただけでも幸運。それも裏だけど前から7列目だから意外と近い。あまり期待していなかった音響もいいといいことずくめでした。小田さんはまた来年もコンサートをやると宣言していたので、またあったら参加します。



 ハローのライブから小田さん、チューリップまで行く人はほとんどいないと思います。ハローでは、入場時に荷物チェック、ボディチェックまでされて、最前や通路には係員が常時いて、うるさいくらい警備している。それに対して、小田さん、チューリップなどのベテランだと荷物のチェックはしないし、警備スタッフも社員の警備だけ。NHKホールのチューリップの警備担当がハローと同じだったみたいで、いつもハロー系のコンサートで無線を持ってうろうろしている人たちがいました。同じ人なのに顔つきが違い、笑顔でいらっしゃいませと挨拶したり、席に案内したりでハローの時の険悪な表情とは全く違っていました。

 チューリップでは最前で握手が出来る、小田さんはハイタッチが可能。今は解散しましたが、ZONEでも最前でハイタッチが出来ました。ハロプロ系では、最前に警備スタッフが並んで、何もするどころか下手するとロープが邪魔で動けない時もある。
 警備スタッフなんかいなくても秩序が保てるコンサートになるのが理想なのですが、どんどん悪化していく。参加者が自分で首を絞めているように感じています。もう手遅れかもしれませんが、参加者各々が何をすべきかじっくり考えて行動すべき時だと思います。