ステーシーズ

アップアップや真野ちゃんが重なって日曜日朝公演1回しか見ることが出来ませんでした。これまでの娘。ありきの舞台ではなく、演技もしっかり出来ていたし、面白く見ることはできました。ただ、日本を舞台にゾンビ物をやる難しさと不条理を感じてしまったのも事実です。


 火葬してしまう日本では死んだらすぐにゾンビ化しないとお骨が動くことになってしまう。ハイになるという予兆はあるが、原因不明で死亡直後にある年齢の少女だけがゾンビ化するという設定。人を襲って食べるけど、襲われた人間はゾンビ化しない。この辺りは普通のゾンビではなくて、カニバリズムの象徴のような感じ。

切り刻んで再殺すれば復活しない。再殺は、愛する人か専門の部隊が行う。愛する人が再殺する時は一撃で済んで遺体が残るというならまだしもどっちにしても四分五裂しないとならないのは愛する人間に酷過ぎる。

ラスト近くに意思を持ったゾンビが出てきて、将来の希望が見えたかなと思ったら話が元に戻ってしまう。人類側もこのままだと女性がいなくなって、滅亡してしまうのに原因究明しようとする姿勢が無い。細かいかもしれないけど、いろいろ疑問がある設定でもありました。ラストは、希望の光が見えた形で終わらせた方が良かったのではないかな。