東京

 2週間ぶりに戻ってきました。

 戻る方法は、

1 茨城交通勝田営業所まで8キロほど歩いて高速バスで東京

2 茨城交通路線バスで水戸へ出て水戸から高速バスで東京

3 茨城空港までバスで出て、空港から東京行きに乗る


この3つの候補を見つけました。1は、バスにさえ乗れればなんとかなるけど、昨日の情報では2時間待ちらしい。歩いて行って乗れないと厳しい。2は、路線バスが朝6時30分と8時15分発の2本で終わりと午前中の早い時間しかない。それに土日祝日は運休なので、金曜日にしか使えない。水戸からは東京便の本数が勝田より多く東京の他、つくば、宇都宮にバスが出ているので、東京行きに乗れなくてもなんとかなる。3は、東海からバスがあり、月曜日に運行されているのに気がついた。バスの乗り継ぎなので、東京まで6時間以上と時間がかかるのが問題。出る時間は9時53分なので、水戸便が使えない時の保険になる。


 2を選択し、ダメなら3で動くことにして、6時過ぎに独身寮を出る。駅に着くと10人ほどバスを待っている。6時30分にバスが出る。途中ガソリンスタンドの行列は各所でありましたが、順調に走って、7時15分に水戸駅着。バス代が本来760円の所を震災支援で200円。茨城交通に助けられました。


 路線バスは北口に着いて、高速バスは南口。普段は駅の自由通路を通れるのですが、震災の影響で通れない。千波大橋を渡って、南口へ。並んで待つことを覚悟して、途中の公園のトイレに入る。水戸は水が出ているので、1週間ぶりに顔を洗える。

 バス停に着くと7時30分発のバスに乗れてしまう。それもガラガラ。水戸市内はガソリン渋滞などがあり、遅れていたのですが、都内に入ると普段より交通量が少なく、予定よりも早く10時には東京駅に着きました。東京から路線バスで自宅のある目黒区へ。都内でも途中にあるガソリンスタンドで行列している。被災していないし、都内でマイカーを使う必要があるのだろうか。私の実家は私を含めて5人いるけど、車は持っていない。東京だと車はいらない。こんな時期だから自粛してくれてもいいのにと感じました。


 自宅に戻り、ガスを復旧して、風呂。1週間ぶりに入る風呂の気持ちいいこと。生涯忘れられない入浴になりそうです。それから自宅には週末しかいないので、生鮮食品が無く、購入に向かう。マイバスケットに行ったら陳列棚の半分以上が空。肉・魚・野菜などの生鮮食品以外は、東海村の方がましなくらいの品ぞろえ。ペットボトル飲料とカップめんが無いのにはびっくり。今更買占めしても仕方ないし、賞味期限のある商品を必死に集める意味が分からない。2〜3日分あれば十分。被災してみて、本当に必要なものが何か分かってきました。


 買い物終えて、昼食。鶏肉使って、チゲを作って食べました。肉を食べるのは先週の木曜日にすき家で牛丼食べて以来。昼食後自宅でのんびりしています。ほっとしたらどっと疲れが出て来ました。


 これから医者、銀行に行って、実家に顔を出してこようと思っています。蛇口をひねると水が出る、おにぎりとカップめん・お菓子以外の食事の上手さなど被災していない幸せを感じています。風呂もシャワーを使わずに湯船のお湯を洗面器に入れて使ったし、洗うのも水をできるだけ使わないようになってきました。