たまにはイベント以外の話題でも

 6月から75歳以上の運転免許更新に特別な試験が必要になりました。認知症に起因する事故が増えているから仕方ない面もあるとは思いますが、一律に免許更新に規制をするだけで、他に対策を取らないとならないと感じています。


 都会なら車は無くても生活が出来るので、高齢者の運転は規制するということだけで十分。実際私の家族は田舎に住む可能性がある私以外運転免許は保持していない。


 今住んでいる東海村だとそうはいかない。駅前にジャスコはあるし、コンビニも結構ある村だけど、路線バスは壊滅したと言っていい状況で、土日祝日は村内から路線バスが消えてしまうし、平日も通勤通学の時間のみ。こんな状況では車無しでは買い物も病院もいけない。単純に免許を取り上げるだけでは意味が無い。そんなに不便な村ではない東海でもこんな状況だからもっと大変なところが全国に沢山あるはず。


 ただでさえ客を減らしている高速バスが高速道路1000円の影響で、これまで高速バスの利益で赤字の路線バスを支えていたバス会社が赤字路線からの撤退が激しくなっている気もする。


 補正予算で相変わらず箱物など喫緊の課題ではないものが多い。高齢者の運転が問題なら車に乗らなくても生活できる方策に金を投入しないとならない。まあ国会議員には後期高齢者も結構いるけど、運転手つきの車に乗っている人間には世の中の生活なんて分からないでしょうからね。