たまにはニュースネタ

 ヲタヲタばかりしていてもなんなので、たまには時事ネタ。


 今朝から昭和天皇靖国参拝を中止したことについて、A級戦犯合祀が原因であるという宮内庁元長官のメモで明らかになったと話題になっている。

 元々靖国神社は、明治維新で明治政府のために戦死した官軍兵士を祭るために設立されたお社で、同じ日本人であっても敵方である旧幕府、奥羽越列藩同盟方の戦死者や明治維新後の萩の乱西南戦争等の反乱側戦死者は祭られていない。
 東京裁判を正しいものと認めるかは別問題としても、戦死したのではなく、処刑された人間が祭られるのは本来の靖国の目的ではない。昭和天皇の発言には合祀されたA級戦犯のうち、外務大臣であった松岡洋右氏や駐伊大使であった白鳥氏という軍人ではない合祀者を例示している。戦犯の合祀以外に外交官を戦死者と同じに扱うことに昭和天皇は疑問を持ったように思います。空襲や原爆で亡くなった方々は靖国に祭られていないわけですし、靖国神社の本来の意義に立ち返って何をすべきか考える時なのかもしれません。


 もう1つは鉄道関係の話題。先日の滋賀県知事選挙で当選した嘉田知事が、記者会見と栗東市長訪問のニュースがありました。新幹線新駅凍結を公約にしており、新駅設置予定の栗東に説明に行ったとのこと。JRになってから地元が費用を負担すれば駅の開設が容易になった。新富士掛川三河安城新尾道、東広島、厚狭がこれまでに開業している。どの駅もこだましか止まらず本数も少ないので、さほど地元に効果があるとは思えない。今回の南びわこ駅も滋賀県内でほんの一部しか影響が無く、湖西地域は京都、湖北地域は米原があるから必要無い。大津、草津ですらのぞみが停車する京都のほうが便利。止まるのは1時間に1本のひかりと1本のこだまだけ。このために何百億もかける必要はないと思う。

 それにしても、空港、新幹線、駅など本当に必要なのか疑問に思うものが多い。計画する人に現場を自分の目で見て必要かどうかを判断すべきだと思う。全国ほっつき歩いて見ると、本当にいるものといらないものが自ずからわかると思います。