細坪基佳川越

 16日はお盆の送りでお墓に行って、あとは実家で飲んだくれていました。


 今日は予定通り、川越鶴川座☆創奏で行われた細坪さんのコンサートに行ってきました。
川越に行くので、早めに到着して散策。暑かったけど、倉の町を散歩して楽しかったです。15時30分の開場時間ちょっと前に会場へ。待っているのは女性ばかり。男の人は数えるほどで、95%は女性でした。整理番号順に整列して、入場。私は199番。全部で202番までしか無かったので、ラストに入場。入ってみると両サイドなら前が空いていたので、前から4列目に座席を確保。


 会場は名前どおりで、明治時代に作られた芝居小屋がライブハウスに改装されたところ。格子状の天井、2階の桟敷席など芝居小屋の雰囲気が残っていて、これまでにライブで経験したことがない空間でした。
 開場から開演まで1時間もあるのは不思議だなと思っていたら、川越という場所と昭和に戻って欲しいという主催者の意図もあって、ミニ縁日みたいな感じで、抽選や輪投げで遊べる。そのほかにお茶とお菓子が貰えて、遊びに来たという雰囲気でした。


 そのうち開演時間になりコンサート開始。ギター&マンドリンの久保田さんとギターを弾いて歌う細坪さんの2人だけのステージ。ソロになってからの曲、ふきのとう時代の曲、吉田拓郎さんやNSPの曲を歌う。おじさんなので、衣装換えはないし、途中に11年前の解散コンサートの映像を挟んだ(このときも客席で一緒に見ていました。)だけで、ずっとステージの上で歌い、話している。MCも川越のこと、先日亡くなったNSP天野さんとの逸話など話題が豊富。天野さんの話題は湿っぽい話ではなくて、楽しい話題が多かったです。


 ふきのとうの曲はレコードしか持っていないので、最近全く聞いていない。でもしっかり憶えている。ソロになってからの曲は知らないのですが、30年前にレコードやテレビで聞いた透き通った高音のボーカルは健在。生ギターの音に乗せて、次々と綺麗な曲が歌われる。

 客席も音を逃がさずに聞こうという意識が高いのか、歌が終わって、ギター演奏が終わってから湧き上がる拍手。ノリのいい曲では手拍子はありましたが、歌と演奏を楽しむということで客席に一体感がありました。


 本編が終わり、手拍子でアンコール。アンコール2曲歌って、時間を見たら2時間20分たっていました。その後客席が帰らないので、ダブルアンコール。16時30分に始まったライブが終わったのは19時10分過ぎで2時間40分。アンコールは何を歌うか決めずに、その場で2人で相談して何を歌うか決めている。たっぷり歌に浸れて、楽しい1日でした。


 中学時代熱心に聞いていたのは、チューリップ、風、オフコース、ふきのとう、BUZZ、さとう宗幸など。今でも歌声が聞けるし、当時の雰囲気と変わらない。栄枯盛衰が激しいアイドルの世界と違うこういう歌をじっくり聞ける世界も大切にしていきたいと思っています。


>Mansellさん
高田さんの頃はフォークが反体制という感じでしたからね。かなりの大御所ですよ。