茨城県知事と東海村長選挙

 日曜日に同時選挙で行われた。茨城県知事は、6選という多選を目指す現職に共産党が挑む。東海村長も村長後継の副村長に共産党候補が挑むという同じような選挙。


 前回県知事選は、現職に自民党が多選批判で候補を立てたし、村長選も今回辞めた村長に反対する村議が候補を立ててともに厳しい選挙戦だった。今回は両方とも無風。投票率の低いこと。半分以上は棄権している。


 茨城県知事は多選が多く、選挙で選ばれるようになってから橋本知事が4人目。原子力関連に勤務して来年で30年になるけど、知事は竹内知事と橋本知事の2人のみ。

 東海村長は、水戸出身で単身で東海に移住した元副村長と共産党の元北茨城市議という東海村に関係ない人の戦い。前村長が脱原発だったけど、後継は中間と公言して、原子力系も応援していた。共産党が無投票阻止のために候補を急遽立てたという選挙でした。

 
 茨城県は、水戸藩が、明治維新に勤王と佐幕で戦争して、勤王でかなり有力な藩だったのに、全く活躍できなかったように政争をすると親戚の縁を切って戦うことが多い。県議会議員選挙で対立候補の選挙事務所にトラックが突っ込んで殺人事件を起こしたり。首長選挙で焼き討ちをやりあうなど、東京人には考えられないことが起きている。そのためか選挙でしこりが残らないように今回みたいな無風選挙が多いような気がする。


 東海村にいたけど、選挙運動には全く会えず。県知事も1回東海駅で共産党系の候補を見ただけでした。